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23.研究者と実務家
MBAのパンフレットによく載っているのが、実務家教員と研究者の割合です。両者のちゃんとした定義は分からないのですが、研究者=大学教授など、研究と教育だけをしている人で、実務家教員=どこかに勤めたり経営をしながら(非常勤?)で教育をしている人といったところでしょうか。
ただし、これはなかなか中身が色々です。大学教授でも、会社員などの勤務経験を経てから大学院へ進学し研究者になった人もいれば、学部卒業後にすぐ研究の道へ進んだ人もいます。また、勤務経験についても色々です。また、教授をしながら監査やコンサルタントをしている人もいますので、大学教授=理論重視で実務家とは違う人達って評価にもならなさそうです。
このあたりについての個人的な感想ですが。
MBAでは理論を現実の経営管理に応用する事が目標のひとつであったりもするのですが、やっぱり理論は難解で楽しくない場合が多いです。ですが、優れた教員の中では理論の咀嚼力が高く、しっかりと実務に役立ちそうな形にして提示してくれる人もいます。
逆に、理論に理論を重ねて終わり!って人も少なからずいます。自分の努力のせいもありますが、正直、収穫の少ない授業だったなーっと思う事もありました。
ですので、やっぱり教員の経歴や業績についてはできるだけ沢山調べた方が良いと思います。単なる実務家の割合では分からない事もあります。